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今日は、お笑いタレント、映画監督、俳優としても知られるビートたけしさん
(本名：北野 武）が生まれた日です。
1980年代初頭に起こった漫才ブームで、漫才コンビ・ツービートとして活躍。
社会風刺を題材としたシニカルな笑いで人気を獲得し、出演するテレビは大
ヒット。1980年代後半からは俳優として映画やテレビドラマにも出演し、1990
年代からは映画監督としても活動している。また、作家としても多くの著書を
手掛けている。その中でご紹介するのは、『キャバレー』出版：文藝春秋です。
本書は綾小路きみまろの修業時代を、ビートたけしが描いた芸人成長小説です。
70年代、キャバレー文化華やかりし頃を舞台に、なかなか芽が出ずドサ廻りを
続けてくすぶる「綾小路きみまろ」と、破天荒すぎる芸でキャバレーの客を呆れ
させながらも漫才ブームで一躍スターに躍り出る「ツービートのたけし」。互い
に意識しながらも顔を合わせることなくお互いの道を歩む二人。きみまろと多田
支配人の友情、高橋と情婦の恋情など、芸人道以外の物語も生き生きと描き込ま
れ、ビートたけしのストーリーテラーぶりが光ります。
