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3月20日(旧暦閏2月4日)は平清盛が没した日となります。平氏にあらずんば
人にあらずとまでいわれた平氏一門の全盛期を築いた人物であり、日本にお
ける武士の統治世界を最初に作った人物でもあります。
強権的な独裁政治を敷き、栄華を極めた平氏は源氏の反乱により衰退を遂げる
のですが、清盛自身は源氏の反乱が各地で起こり始めたタイミングでの病没を
遂げています。
その病没の様は類を見ないもので、あまりの高熱により体が火のように熱く
なり、病室へは暑さのあまり他の人が入れないほどで、熱さのあまりに死ぬ
ことから「あつち死」とまで記述されたほどでした。
ということで、今日紹介する一冊は源平合戦を代表する古典文学の『日本文学全集
平家物語』(池澤夏樹/編、古川日出夫/著)です。
現在放送されているTVアニメ版、平家物語の定本として使われている本となっており、
数多くある平家物語の訳書の中でも今オススメできる本となっています。