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12月1日は鉄の日です。
日本鉄鋼連盟が1958(昭和33)年に制定したもので、
1857(安政4)年のこの日、南部藩士・大島高任が日本で初めて高炉による製鉄に成功したそうです。
近代以前には、日本においてはたたらという方法で砂鉄から鉄をつくってきました。
この歴史は古く縄文時代から始まっています。
今日の一冊は
『 たたら製鉄の歴史』 (角田 徳幸/著)です。
古代から人々は、自然からとれる砂鉄を 木炭の火力を用いて製錬することで鉄を得てきました。
人びとが様々な改良を重ねて日本独自で固有の製鉄法に昇華させた「たたら」技術について、
生産地の移動や製鉄技術の革新からその発展を探り、「海のたたら、山のたたら」の視点で、
多様性を明らかにしています。