[BookShelf Image]:1487
12月23日は日本の競走馬、オグリキャップがラストランとなった有馬記念を
走った日になります。第二次競馬ブームの中心的存在であり、オグリキャップ
の活躍により競馬が性別を問わず広い世代に認知されるようになりました。
有馬記念などが代表として挙げられる日本競馬の最高格のレース、G1の
レースで生涯四度の優勝を果たした名馬で、この時点で数えるほどの頭数しか
達成していない記録なのですが、オグリキャップが人気だった理由は地方競馬
出身だったことも人気に拍車をかけました。
血統などの資質で大きく劣っているはずの地方出身馬が中央競馬で名勝負を
繰り広げる様子が話題を呼び、それまで競馬を見ていなかった人たちも大勢
巻き込んだ第二次競馬ブームが起きたと言われています。
出るレースでは常に好成績を出していたオグリキャップですが、引退をした
1990年の後半は成績不振に陥っており、全盛期はもう過ぎてしまったと思われ
ていたようです。ラストランの有馬記念も勝つと思っている人は多くなく、
期待されない中での出走でしたが、奇跡とも呼ばれるほどの走りを見せ見事
一着で有終の美を飾りました。
今日紹介する一冊は『ターフの伝説 オグリキャップ』(狩野洋一/著)です。
オグリキャップの誕生からの軌跡を写真付きで追った小説になっています。
ここでは語りきれない多くのドラマを持った名馬ですので、是非読んでみてく
ださい。