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明暦3年1月18日 江戸の町におこった大火事で江戸の大半が焼けたという事件がありました。
今日ご紹介する一冊は
『剣樹抄』(冲方丁/著)
幼いころ、旗本奴に父を殺害され、明暦の大火で育ての親を失った無宿の少年が
我流で木剣の修行をしていたが、その姿が水戸光圀の目に留まり、
幕府に保護された子どもたちの中でも特段の技能者で密偵として養育される者たちで
構成された隠密組織「拾人衆」の一員となって「明暦の大火」の火付け犯を追うさまを描く。