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2月28日はエッセイ記念日です。西洋におけるエッセイの起源とされる
『エセー』の作者、ミシェル・ド・モンテーニュの誕生日にちなみ、制定
されたそうです。
エッセイに分類される作品は幅広く、エッセイであるための明確な決まり
などはないのですが、一般的に作者自身の思ったこと、感じたことをそのまま
綴っている文章がエッセイの特徴になっています。
エッセイは日本語で随筆と呼ばれており、10世紀末に清少納言によって書か
れた『枕草子』が日本におけるエッセイの起源だと言われています。
今日紹介する一冊は『絵で見てわかるはじめての古典 枕草子』
(田中貴子、石井正己/監修)です。
枕草子は作者の清少納言自身が感じた「すさまじきもの」や「うつくしきもの」
について描写していることが有名で、寝ているときに耳元に来る蚊が嫌いだと
いったような現代の人でも共感できる完成で綴られています。