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将棋とは全く違った抽象的な感覚で、AIでの戦術解析が極めて困難と言われる囲碁。
今日は囲碁で使われる碁石の日。
日本で唯一の蛤(はまぐり)碁石の産地である宮崎県日向市で、蛤碁石の製造・販売などを手がけるミツイシ株式会社が制定しました。
日付は「ご(5)い(1)し(4)」(碁石)と読む語呂合わせから。
ミツイシの前身である黒木碁石店は、1917年(大正6年)に創業者・黒木宗次郎により創業され、蛤碁石の製造が始まりました。
「碁石を使うのは人であり、人は石と対話をする。そのため、石は天然の素材であると同時に、人の手によって作られる必要がある」という基本思想は、今も受け継がれているそうです。
機械化の進む現代においても約3ヵ月、24段階にも及ぶ工程の中、一粒一粒全ての職人が必ず一度は手に触れて実用性や芸術性を徹底的に追求しており、納得したものだけを世に送り続けているのだとか。
碁石職人さんの心意気を感じながら囲碁を打ちたいものですね。