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7月1日は富士フィルムのカメラ「写ルンです」が発売された日です。
安価で手軽に写真を撮れるのがウリで、2000年代頃に広く普及しました。
使い捨てカメラという名前で呼ばれることの多い「写ルンです」ですが、
正しい名称はレンズ付きフィルムと言うそうで、ポラロイドカメラなどの
インスタントカメラともまた違ったカテゴリーのカメラになるそうです。
1986年7月1日に発売された写ルンですは、通常のカメラと比べても
安価で、盗難・紛失をした際のリスクも低いことから旅行先での撮影に
適しており、流行していた当時はコンビニなどでも買い求められたほど
でした。現在ではスマートフォンの撮影機能の発達によりかつてほどの
需要はないものの、デジタル機器が動作不良を起こす過酷な環境や、
災害時の撮影ではアナログなフィルム撮影は重宝されることが多いよう
です。
今日紹介する一冊は『世界は光であふれてルンです』(樋口泰造/編)です。
18人の写真家による写ルンですで撮影された写真集です。写ルンですについて
写真家の方々に聞いたインタビューもあり、写ルンですの魅力に触れられる
一冊です。