1月8日は国鉄上野駅に初めて発車ベルが設置された日

今日は、1912年に国鉄上野駅で初めて発車ベルが設置された日です。

　鉄道が日本で開業した頃は、笛や鐘を使って発車の合図を行っていました。ですが、鉄道利用者数の増加に伴って、多くの乗客に発車を周知するのが困難になり、発車ベルを採用することになったそうです。その後、ベルではなく、発車ブザーを採用する鉄道事業者も現れてきました。ベルの鳴らし方には、“単打”と“連打”の二通りあるそうです。

今日、紹介する一冊は、『蜜柑　乙女の本棚』(芥川 龍之介∥著、げみ∥絵)です。

　横須賀線に乗った主人公。発車ベルが鳴り響く中、乗り込んできた小娘と２人きり。列車は動き出すのだが…。芥川龍之介の『蜜柑』が、書籍の装画やＣＤジャケットなどで活躍するイラストレーター・げみさんによって、鮮やかに現代リミックスされています。「乙女の本棚」シリーズ第７弾です。