[BookShelf Image]:290
2月11日は建国記念の日です。
この日は「建国をしのび、国を愛する心を養う」国民の休日で、初代天皇と
される神武天皇の即位日を新暦に換算した日付となっています。
かつては戦後になって廃止された「紀元節」という祝日でしたが、1951(昭和
26)年頃から復活の動きが見られ、1966(昭和41)年に国民の祝日に追加されま
した。「建国記念日」ではなく「記念の日」なのは、建国された日とは関係
なく、単に建国されたということを記念する日であるという考えによるもの
だそうです。
今日の1冊は『ヤタガラスの正体』(関 裕二/著)です。
神武天皇は天照大神の子孫とされ、日向高千穂(宮崎県)から遠征して大和
(奈良県)を制覇すると、橿原神宮で即位したと言われています。(神武東
征)その際に神武天皇の道案内をするために遣わされたのが3本足のカラス、
ヤタガラス(八咫烏)です。天照大神の遣いとされているヤタガラスですが、
その正体は謎に満ちており、世界最古の秘密結社などともささやかれていま
す。今や日本サッカー協会のシンボルマークにもなっているヤタガラスと、
大和建国の謎に迫る1冊です。