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今日、9月11日は「愛国者の日」。2001.9.11に起きた前代未聞のアメリカ同時多発
テロ事件。あの事件で多くの人たちの命が奪われた悲劇の事件。犠牲となったすべ
ての方々への追悼の念を込めて、2002年から「愛国者の日」として、世界中に黙祷
を捧げる日となっています。
今日の一冊は、「ぼくは君たちを憎まないことにした」(アントワーヌ・レリス/著)
「ぼくは決して君たちに憎しみという”贈り物”をあげることはない。
暴力に怒りで応じれば、君たちと同じ無知に屈することになるから」
2015年11月15日、パリで同時多発テロ事件が起き、死者130人以上がでた悲劇の
事件。このテロで妻を失ったアントワーヌ・レリスは、フェイスブック上でテロ
リストに「憎しみを与えない」と宣言し、メッセージは世界を駆け巡った。最愛
の妻を失った絶望の中、憎むことをしないレリスが、悲しみと苦悩に向き合い、
息子と共に未来を歩む姿が綴られています。
彼の憎しみの連鎖を断ち切ろうとするその勇気に多くの人に分かち合っていただき
たいと思います。