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今日はジョルジュ・バタイユの生誕日です。

フランスの作家にして思想家、哲学者でもあり幅広い分野で執筆活動を

行った知識人の一人でした。

 後世に彼の影響を受けた知識人や哲学者は数知れず、日本では生田耕作や澁澤

龍彦が訳を行い紹介されたこともあり、主にアンチモラルな作家として名が知ら

れています。

 今日の1冊は「眼球譚<初稿>」(オーシュ卿/著、生田耕作/訳)

あれ?書いてる人がオーシュ卿?となる方もいらっしゃるかもしれませんが、

この「眼球譚」最初は偽名で出版されました。後にジョルジュ・バタイユとして

あらすじはそのままに改めて出版されたのですが、文章はずいぶんと異なってい

るそうです。

 この作品は、一見、何が何だか不可思議な内容なのですが、ここかしこに記号

して読み取れる「目」「卵」などがあり、人間心理や哲学的な読み取りができ

る作と言われています。

 小説には一読して楽しく読める作品もあれば、意味不明で暴力的なアンチモラ

の中に深い真理が隠されている作品もあり、奥深さを感じます。

 

2024年 (令和6年)
11月25日(月)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)