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12月16日は紙の記念日です。
1875(明治8)年12月16日、現在の王子製紙の前身である、東京王子の抄紙会社の工場が営業運転を開始し、その開業式が行われました。
ちなみに社名の「抄紙」は「紙をすく」という意味です。
この抄紙会社は、実業家渋沢栄一が大蔵省から民間企業として独立させたものです。
それは渋沢が、日本の近代化には西洋の知的水準に対抗するために、本の普及や出版事業の活性化が必要であると考えていたからだそうです。
今日の1冊は「お菓子の包み紙」(甲斐みのり/著)です。
筆者がいろいろな土地の菓子店を訪ね、コレクションしていた包み紙たちが収録されており、有名菓子店のことはもちろん、そのイラストレーターのことなども広く紹介されています。
この包み紙、どこかで見たような・・・
読めば、おいしい記憶もよみがえる1冊です。