[BookShelf Image]:709
今日、2月19日は「天地の日」。1473年2月19日が「地動説」を提唱したポーランド
の天文文学者・コペルニクスの誕生日であることが由来となっています。
今日の一冊は、「誰も読まなかったコペルニクスー科学革命をもたらした本をめぐる書誌学的冒険」(オーウェン・ギンガリッチ/著 柴田裕之/訳)
一つの著作に残された書き込みを通じ、コペルニクスに続く科学革命にブラーエ、ケプ
ラー、ガリレオなどの彩った天才たちがどのように影響しあっていたのかを調査するノ
ンフィクション。コペルニクスの著者「回転について」の行方を探偵さながらに追跡す
る。世界中に分散した 600冊にものぼる本を自分で確かめるその著者の情熱と行動力
には圧倒されてしまいます。科学史上の転換点における知的ドラマと、そこで織りなす
人間模様が浮かび上がる。科学革命をもたらした本をめぐる壮大な冒険一冊となってい
ます。