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3月21日はランドセルの日です。
ランドセルをミニサイズに加工する店の職人さんなど、ミニランドセルの製作者の皆さんにより制定されています。
この日は卒業式が行われる頃であり、日付をバラバラにして足すと、「3+2+1=6」で小学校終業年数の6になることから、この日になりました。
6年間の思い出をたくさん詰め込んだランドセルに感謝の気持ちを表す意味も込められています。
ランドセルといえば黒色と赤色のイメージがありましたが、最近はカラフルな色に、さまざまなデザイン、機能性も重視され、選ぶ楽しみも広がっています。
今日の1冊は「7年目のランドセル」(内堀タケシ/写真・文)です。
ランドセルに使われる人工皮革を製造・販売している「クラレ」が中心となって行っている国際社会貢献活動「ランドセルは海を越えて」。
戦争によって教育の機会を奪われたアフガニスタンの子どもたちに、日本の小学生が6年間大切に使ってきたランドセルを贈る活動を行っています。
2004年に始まったこの活動は、「ランドセルは海を越えて」として書籍化され、小学4年生の国語の教科書にも掲載されました。
この絵本では、アフガニスタンの子どもたちが置かれている状況や、ランドセルを手にして喜んでいる姿を写真と文章で綴っており、親子で読んでみてほしい1冊です。