今日はアインシュタイン記念日です。
アインシュタインといえば、「特殊相対性理論」、「一般相対性理論」が有名で、
現在の人類が持つ宇宙観の土台を築いた理論物理学者です。
彼は1905年の今日、それに関わる最初の論文をドイツの物理雑誌に提出しました。
ところで、教科書に載るほどの歴史的な物理学者であるアインシュタインですが、
子ども時代の彼は、父の兄であり自身が経営する電機工場の技術者であったヤコブ
叔父さんに、疑問に思ったことはなんでも尋ねる「なぜなぜぼうや」でした。
しかし好奇心旺盛で勉強大好きな良い子かと思いきや、自分の通う学校大っ嫌いで、
今でいう登校拒否をしていたそう。規則第一で多様性を許さない、当時のドイツの
小学校の校風が合わなかったようです。
さらに学生時代は暗記がメインであった語学が大の苦手で、いつも落第すれすれ
の点数でした。そのせいで大学受験も一度失敗しています。しかし音楽が堪能だっ
た母パウリーネの影響から、バイオリンはとても上手だったという一面ももってい
ます。
天才の代名詞のように言われるアインシュタインですが、どうやら完全無欠人間
というワケではないようです。 つまり 人並みに苦手なこともあった彼は、「好き」
を歴史的なものにまで磨き上げたということになります。
人間味あふれる彼は、どのような経緯で歴史的な偉業を成し遂げていったのでしょ
うか。
『アインシュタイン』(岡田 好惠/著)
は、教科書に出てくる偉人を物語形式で児童向けに分かりやすく記した講談社の火
の鳥伝記文庫シリーズのひとつです。
本書にはドイツに生まれたユダヤ人であるアインシュタインが、波乱の時代をどの
ように生き、どのような偉業を成したのかが、子ども時代の興味深いエピソードと
共に描かれています。
この本を読めばアインシュタインの生き方を通して、 自分が「どう生きるか」を考
える指針までもがつかめるかもしれませんね。