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1865年の今日、ルイス・キャロル著の「不思議の国のアリス」が刊行されました。
聖書やシェイクスピアに次ぐと言われるほど数多くの言語に翻訳されている、
言わずと知れた名作です。
「不思議の国のアリス」誕生の発端は、作品発表3年前の1862年7月4日。
この日キャロルはかねてから親交のあったリデル家の三姉妹、ロリーナ、アリス、
イーディスと共にピクニックに出かけた際、次女と同じ名前の少女「アリス」の
冒険物語を即興で語って聞かせました。そして、その話をとても気に入ったアリスが
自分の為に物語を書き留めておくようにせがんだことが出版のきっかけになったそう
です。
今日紹介する一冊は、「不思議の国のアリス」刊行150周年記念に出版された、
『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル/著、高山 宏/訳、佐々木マキ/絵)です。
絵本作家・佐々木マキさんの可愛らしくちょっと不思議なイラストが「アリス」の
世界にマッチしながら、新鮮なアリスの世界を演出してくれています。