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9月16日は競馬の日です。1954年のこの日に、日本中央競馬会が発足した
ことにちなみ、競馬の日とされているそうです。
競馬の行われる競馬場はおよそ25か所ほどで、高知県は四国で唯一の競馬場
を持つ県でもあります。高知競馬場は日本中央競馬会の運営する競馬場ではなく、
地方公共団体の運営する地方競馬場です。そのため、都市部で開催される競馬と
比べると収益は大きくなく、他の競馬場同様に経営難に見舞われた時代が長く続
いていました。
そんな高知競馬場を支えた存在が、デビューから引退まで一勝も挙げることのな
かった競走馬、ハルウララです。ハルウララの負け続ける姿は注目を集め、高知競
馬場の集客やグッズ販売による売り上げの貢献により高知競馬を存続させることに
成功しました。
今日紹介する一冊は『走って、負けて、愛されて ハルウララ物語』(重松清//著)
です。
廃止を免れた現在の高知競馬場は現在、オンラインでの馬券購入システムやナイター
競争の実施により、安定した経営を行っている地方有数の競馬場になりました。
観戦をするだけであれば手軽に入ることのできる場所ですので、是非見に行って
みてください。