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今日は、ミステリーの女王と称されるイギリスの作家、アガサ・クリスティ生誕の
日です。
アガサ・クリスティは1950年9月15日に誕生し、1920年に小説家としてデビュー。
1976年1月12日に85歳で亡くなるまで長編短編合わせて200作以上を執筆しました。
彼女の作品は世紀をまたいで版を重ね、英語圏を超えて、全世界で10億分以上出版さ
れています。一部では聖書とシェイクスピアの次によく読まれているという説もあり
「史上最高のベストセラー作家」としてギネスブックに認定されているんだとか。
日本でも、早川書房がクリスティー文庫としてほぼすべての作品を翻訳しており、
当館にも彼女の作品が多数蔵書されています。
本日は、その中でも特に有名な
『オリエント急行の殺人』
(アガサ・クリスティ/著)(東京創元社)をご紹介。
本作は名探偵ポワロシリーズとして出版されたクリスティ14作目の長編作品です。
2度にわたる映画化、ドラマ化、舞台化と年月を経てあらゆる形で表現され、日本で
も舞台を昭和初期の日本、列車を「特急東洋」に置き換えた本訳作品が作られるほ
ど人気の作品です。
本書は1981年に初版された長沼 弘毅さんの翻訳版。
繰り返し翻訳、出版されてきた本作の中でも、初期にあたる日本語訳版です。
世界を魅了するクリスティの傑作を、是非ご堪能ください。